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会社を辞めてフリーランスになるにはどんな手続きが必要なの?保険とか年金とか確定申告とか…何それ…難しそうで怖いよ…助けてぴよさん!!(´,,;ω;,,`)

大丈夫ぴよ!
この4つをやっとけばOKぴよ☆
- 会社の保険→国民健康保険へ切り替え
- 厚生年金→国民年金に切り替え
- 住民税の支払い
- 確定申告の準備
手続き関係、なんか難しそうで不安ですよね…。
この記事を読めば会社員からフリーランスになる時の手続きがまるっと理解できちゃいます(´,,・ω・,,`)
- 会社員は「会社の健康保険」
- 個人事業主は「国民健康保険」
の加入が必須です。会社をやめるとこの切り替えが必要になります。
- 職場の健康保険をやめた証明書(健康保険資格喪失証明書など。扶養家族がいない場合は離職票、退職証明書などでも手続きができます。)
- 世帯主と加入される方全員分のマイナンバーが確認できるもの(マイナンバーカード、通知カードなど)
- 本人確認ができるもの(運転免許証、パスポートなど。マイナンバーカード提示の場合は2と3が同時に確認可能)
- 保険料口座振替用のキャッシュカード
この4点を持って市役所や区役所の「国保年金課」にGO!
加入の手続き終了後に「国民健康保険被保険者証」が貰えます。
退職後14日以内に加入の手続きが必要です。
年間の保険料は世帯ごとで算出し、世帯員の年齢や所得金額、住んでいる市区町村により異なります。
金額を確かめたい場合は源泉徴収票を手元に用意し、住んでいる地域の区役所に電話して聞いてみてください!とっても丁寧に教えてくれますよ(´,,・ω・,,`)
目安としては、会社員の時は会社が保険料を半分負担してくれるため給与明細に載っている健康保険料の約2倍くらいと考えましょう(泣)
また、会社の保険の保険を2年間「任意継続」することも可能です。
金額を比較して、もし任意継続の方が安い場合はそのまま継続した方がお得です。申込は退職前にしなければいけないので、確認は早めにしましょう。

あさみは国民健康保険の方が安かったので切り替えたよ!
保険料は6〜3月の10ヶ月、毎月口座から引き落とされます。
違いとしては「金額」と「扶養制度」です。
・会社の健康保険は会社が半分負担してくれますが、国民保険は全額自己負担です。
・会社の健康保険には、国民健康保険にはない「扶養」という制度があります。これは、所得額の少ない家族を自分の扶養者として健康保険に加入させることができる制度です。
「医療費が3割負担になる」「高額療養費制度」という基本の制度はどちらも変わりません。
- 会社員は「厚生年金」
- 個人事業主は「国民年金」
の加入が必須です。会社をやめるとこの切り替えが必要になります。
- 退職年月日がわかるもの(健康保険資格喪失証明書など。扶養家族がいない場合は離職票、退職証明書などでも手続きができます。)
- 年金手帳(退職時に会社から返却されます。扶養家族がいる場合は、家族の年金手帳も一緒に持参してください)
- 印鑑(認め印可、申請書に自署する場合は不要)
- 本人確認ができるもの(運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど)
この4点を持って市役所や区役所の「保険年金課」にGO!
国民健康保険と同じく退職後14日以内に加入の手続きが必要です。
令和3年度(令和3年4月~令和4年3月まで)は月額16,610円です。この金額は毎年見直されます。
加入手続終了後、約1カ月から2カ月程で年金事務所から納付書が送付されますので、最寄りの金融機関・郵便局・コンビニエンスストアで支払います。
口座振替やクレジットカード払いも申請すれば可能です。
年金保険料は、年6回に分けて支払います。
支払月は、2月、4月、6月、8月、10月、12月。
それぞれの支払月には、その前月までの2か月分の年金が支払われます。
例えば、4月に支払われる年金は、2月、3月の2か月分です。
国民年金は20歳以上60歳未満の国民全員が必ず加入することになっている年金制度です。
厚生年金は会社員が加入する年金制度です。
保険料には、国民年金の保険料が含まれており、半額は会社負担になります。
つまり、厚生年金と国民年金の2階建で将来年金が貰えます。

フリーランスは会社員よりもらえる年金が少ないの…?
そんなのずるいよおおおおお!(´,,;ω;,,`)

落ち着くぴよ!
フリーランスが入れる上乗せ年金制度があるぴよ
・国民年金基金
・iDeCo(個人型確定拠出年金)
という制度があるので活用するといいと思います!
ただ急いでやるべきことではないので今回説明は省きますが、別途記事を書きたいと思います。
住民税とは、地域社会で必要な費用を住民が分担するために徴収される税金です。金額は前年の所得と、住んでいる市町村によって決まります。
会社員は給与から天引きされますが、フリーランスになる場合自分で支払う必要があります。
概算の計算方法
前年度の所得 ー 所得控除 × 10% + 5000円
となります。詳しくは納付書が届くので心配ありません。
フリーランス通常の支払いの流れ
納付書が毎年6月に届きます。このとき届くのは、また翌年に住民税額が決まるまでの1年分の納付書です。
1年分の一括払いか、年4回の分割払いかを選ぶことができます。
一括払いの場合の納期は6月末。4回分割払いの場合の納期はそれぞれ6月末、8月末、10月末、翌年1月末となっています。
支払方法は金融機関の窓口やコンビニ、銀行口座振替などがあります。
最近ではクレジットカード払いやLINE Payで支払うことのできる自治体も増えています。
フリーランスになる年の支払いは通常の流れと異なります
- 退職時期がその年の1月~4月の場合
退職月から5月までの分を給与から一括徴収。その後は自分で納める - 退職時期が5月中の場合
5月ひと月分を給与から徴収。6月以降は自分で納める。 - 退職時期が6月~12月の場合
次の年の5月分までを辞める会社に一括徴収してもらうか、自分で納める。
確定申告とは、1年間の所得(利益のこと)を自分で計算・申告し、所得税(所得にかかる税金)を治めるまでの一連の作業のことです。
会社勤めの場合は会社が納税作業を代行してくれるため確定申告の必要がありませんが、フリーランスはこれを自分でやる必要があります。
【2020年度版】確定申告には4種類あります。
- 白色申告ー控除0円、帳簿が簡単
- 青色申告特別控除10万円ー帳簿が簡単
- 青色申告特別控除55万円ー帳簿が難しい
- 青色申告特別控除65万円ー帳簿が難しい、2020年度条件追加
フリーランスが節税するためには、所得控除を65万受けられる青色申告一択です!
所得控除とは?
ざっくりいうと税金が減るということなんですが、
以下の納税額の算出方法をみてください。
- 売上 ― 仕入や経費の額 = 事業所得
- 事業所得 ― 所得控除 = 課税所得
- 課税所得 ✕ 一定の算式 = 納税額
所得控除が大きいと、納税額が減ることがわかりますよね。
「開業届」と「青色申告承認申請書」を提出しましょう!
この2つの書類を提出することで、その年の所得に対して青色申告特別控除が受けられるようになります。
提出期限は業務を開始してから2ヵ月以内です。
すでに開業届を出している場合は、控除を受けたい年の3月15日までに青色申告承認申請書を提出すればOKです。
開業届の書き方
開業届のフォーマットは国税庁HPの『個人事業の開業・廃業等届出書』からDLできます。

書類なんてどうやって書けばいいのさ!助けてピヨさん!!(´,,;ω;,,`)

下の記入例を見ながら書けばバッチリぴよ!
空欄が多いけど、最低限の情報で問題ないぴよ
フリーランスになるイラストレーターの記入例

開業届の提出方法
- 管轄の税務署に郵送
- 提出用と控え用(提出用をコピーし、右上に控えと記入すればOK)を同封
- 切手を貼った返信用封筒も同封(控えを返却してもらうため)
青色申告承認申請書の書き方
青色申告承認申請書は国税庁HPの『所得税の青色申告承認申請書』からDLできます。
フリーランスになるイラストレーターの記入例

青色申告承認申請書の提出方法
- 管轄の税務署に郵送
- 提出用と控え用(提出用をコピーし、右上に控えと記入すればOK)を同封
- 切手を貼った返信用封筒も同封(控えを返却してもらうため)
- 青色申告申請書の提出期限
その年の3月12日 or 開業から2カ月以内
以上でフリーランスになる手続きは終わりです!
いかがでしたでしょうか?
意外と難しくないじゃん?と思ってもらえたら嬉しいです(´,,・ω・,,`)
一緒にフリーランスがんばっていきましょー!